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瀬底島がある沖縄・本部町界隈は、沖縄そばの名店が軒を連ねる「そばの町」。沖縄県民のソウルフードである沖縄そばをの食べ歩きを楽しんでみませんか。

本部町は、知る人ぞ知る「そば天国」

本部町は、知る人ぞ知る「そば天国」

ザ・ビーチリゾート瀬底・ヒルトンクラブがある国頭郡本部町は、2010年10月17日、県内の自治体としては初めて「そばの町 宣言」を行いました。

沖縄で〝そば〟といえば、もちろん「沖縄そば」。本部町商工会事務局長の田場誠さんが、その経緯を教えてくださいました。

「1997年10月17日。沖縄県はこの日を『沖縄そばの日』に制定しました。もともと沖縄そばは、私達が子どもの頃から親しんできた家庭料理の一つです。本部町は戦前からカツオが水揚げされる港町として栄え、出汁の素になるカツオや、新鮮な魚を原料とする蒲鉾などの加工品食材が豊富でした。また、本部町には当地を起点に離島航路がいくつかあります。本島から離島へ、離島から本島へ渡る人々の往来がにぎやか。いつしか渡久地港周辺に、手軽に食べられる「沖縄そば」のお店が増えていったようですね」

そこで本部町商工会は、ご当地を盛り上げる観光振興策の一環として、そば店が集まる県道84号線を中心に、町全域を「本部そば街道」と名付け、PRをスタートさせました。

「本部町のそばは、その定義が定まっていません。そば粉を使わず小麦粉を原料とする沖縄そばが土台となっていますが、伝統的なカツオ出汁にこだわる老舗から、豚骨や鶏ガラを用いた新しいお店まで多士済々。麺の上に載せられる具材の豊富さも含めて、それぞれに個性を持った一杯を提供しています」

一般的な沖縄そばは、主な具材として三枚肉(甘辛くじっくり煮込んだ皮付き豚のバラ肉)が挙げられます。戦後、三枚肉の代わりに豚肉のスペアリブを用いた「ソーキそば」が登場するなど、地域によって使われる具材や味付けが変わるためバリエーション豊か。本部町でも、各店が腕によりをかけた出汁や具材が用いられ、工夫を凝らした独自のそば文化が発展しているようです。

編集部がおすすめする3つの名店

事務局長の田場さんもまた沖縄そばの大ファン。曰く「どのお店の一杯もおいしくて甲乙つけがたい」とのことで、編集部が特長のある3つのお店をセレクトしてみました。

まず最初にご案内するのは、「きしもと食堂」です。創業は1905年(明治38年)に遡り、実に120年の歴史を持つ老舗中の老舗。現存する最古の沖縄そば店として、沖縄では知らない人がいないほどつとに有名です。

こちらのそばは、麺を練りあげる際に使用するのがかん水ではなく、薪を焼いた後に出る木灰の上澄み汁が用いられます。これによってもたらされるのは独特の歯ごたえとコシ。カツオの風味を効かせた出汁がたっぷりと麵にしみわたり、昔ながらのシンプルな味わいで訪れる人々の舌を魅了しています。 

なお、同店には本部町伊野波の「八重岳店」もあり、本店と同じ味がいただけます。お子様連れで長時間並ぶのは大変だという方は、本店と比べて比較的席数の多い八重岳店を利用してはいかがでしょう。

きしもと食堂本店
〒905-0215 沖縄県国頭郡本部町渡久地5
電話番号: 0980-47-2887
営業時間:午前11時〜午後5時
定休日:水曜日

また、変わり種の〝イカスミ〟を使用した「八重善」の「元祖いかすみそば」も、ここでしか味わえない名物として人気を集めています。

スープは豚骨とカツオ出汁がベース。そこにコクを醸し出すアオリイカの墨がプラスされ、ほのかに立ち昇る磯の香りが食欲をそそります。また具材も豚肉の細切りに加え、イカ、ゴボウと、異なる食感がクセになる一杯に仕上げられています。

ちなみに、このいかすみそばは1日限定10食。売り切れ御免の貴重な一杯ですが、もちろん三枚肉そばやソーキそばといった定番メニューも用意されていますのでご安心を。そばのみならず定食類が充実していて、ご家族連れに嬉しい広々とした店内もおすすめのポイントです。

そば八重善
〒905-0222 沖縄県国頭郡本部町字並里342-1
電話番号: 0980-47-5853
営業時間:午前11時〜午後3時
定休日:火曜日・水曜日

最後にご案内するのは「おきなわ長寿そば」。

沖縄産のアグー豚とやんばる鶏、野菜、カツオ出汁をじっくり煮込んだスープは、つい最後まで飲み干してしまいたくなるほどの味わいですが、それ以上に目を奪われるのは長〜い一本麺。トッピングに車海老も添えられた健康と長寿を願う特別な一杯(1日限定10食)です。

特筆すべきは、この平打ち一本麺のモチモチとした食感。スープの程よい塩味とよく絡み合い、海遊びで疲れた体に沁みわたります。

こちらは、瀬底島からなら南へと向かう国道449号線沿い。行列必至のお店なので、午前11時の営業開始時間を目指して早めに訪れるか、お昼時を避けた時間帯が狙い目かもしれません。

おきなわ 長寿そば
〒905-0222 沖縄県国頭郡本部町崎本部塩川2795-1
営業時間:午前11時〜午後4時
定休日:月曜日・火曜日

「そばマップ」を片手に、食べ歩きの旅へ

「そばマップ」を片手に、食べ歩きの旅へ

本部町商工会の「そばマップ」は、年号が平成から令和に変わった2019年に初版が発行されました。当時は、『クラブトラベラー』でもその一部をご紹介させていただきましたが、そのマップが昨年2024年に刷新! 「令和6年度版」としてリニューアルされました。

現在、この「そばマップ」でご紹介されている店舗は、前述した3店を含め全60店。リゾートがある瀬底島の「かどや製麺所」をはじめ、多種多様な味わいが楽しめるので、日替わりで各店を食べ歩き、お好みの一杯を探すのも一興です。

次のザ・ビーチリゾート瀬底での滞在時は、本部町の「そば街道」を味わい尽くしてみませんか?

また、本部町の様々な名産品やグルメをご紹介している沖縄・瀬底島で、本部町グルメをウサガミソーレー!も併せてご覧ください!

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