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クラブリゾートをはじめ、ショップ、レストラン、プール、ビーチやラグーンなど、充実した設備を持つヒルトン・ハワイアン・ビレッジ。今回はそのビレッジ内にあるHGVリゾートを統括するミホ・カマナオさんにお話を伺いました。

「ヒルトングランドバケーションズの一員として、この場所で仕事ができるのは至上の歓びです」と語るのは、昨年の夏、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内の4つのHGVリゾートを担当するリゾートディレクターに就任したミホ・カマナオさんです。

ご存じヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、複数のクラブリゾートを擁するオアフ島の楽園。約9万㎡、東京ドームほぼ2個分という広大な敷地の中には、HGVリゾートのみならず、ヒルトンブランドのホテルや、さまざまなエンターテイメント設備が備えられ、とっておきのバケーションを求めて訪れるゲストの皆様を楽しませています。

そんなハワイ州最大級のリゾートにおいて、ミホさんは全エリアの運営を統括する2人のディレクターのうちのお一人。持ち前のコミュニケーション力とマネジメント力を発揮し、ゲストの皆様の快適かつ安全なリゾートステイを実現するために日夜奔走しています。

「リゾートディレクターという重責を担うことになって1年余りが過ぎました。就任当時はまさにパンデミックのさなか。実は、このビレッジが日本から訪れたゲストの皆様であふれかえっていた時期というものを、残念ながら私は知らないのです」

というのもミホさんは、現職に就かれるまで、30年以上にわたって別の宿泊施設などでキャリアを積み上げてきたベテランのホテリエ。ハワイ出身のお父様と沖縄出身のお母様をご両親に持ち、沖縄で生まれ育ったミホさんは、日本からのゲストが多く、日本語でのコミュニケーションが重要視されるHGVのクラブリゾートで働くことを、かねてから夢見ていらしたのだそうです。

「親戚はまだ沖縄に住んでいて、私自身のキャリアも沖縄にあるホテルのバンケットから始まりました。やがて父の故郷であるハワイに渡り、さまざまなホテルやコンドミニアムに勤務しました。フロント、予約センターなど、あらゆる職域を経験し、最終的にはその施設のゼネラルマネージャーとしてほぼ全ての業務に携わってきたんです。その後、日本航空の旅客サービスに転職しましたが、ホテルでの日々が恋しくなって(笑)。たまたまHGVの求人募集にエントリーしたところ、スタッフとして働けることが決まりました。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、私達ホテリエにとっても憧れの職場であり、働きがいのある会社なんです。一言でいえば『ドリーム・カム・トゥルー!』。その日の晩は、娘と一緒に大好きなお寿司を食べに出かけ、お祝いをしたほどです」

ようやく戻ってきた日本人観光客

しかし、夢が叶った喜びもつかの間。当時は、ワイキキからかつてのにぎわいが消え、リゾートにもその余波が広がっていたタイミングです。ミホさんは前職でもコロナ禍で立ち往生するゲストに寄り添い、未曾有の非常事態に接して幾多の苦難を乗り越えてきましたが、HGVのリゾートディレクターに就任した後もその混乱は続いたといいます。ただし、常にゲストが抱える不安や戸惑いに思いを寄せるというスタンスは、変えることなく携えてきました。

ようやく戻ってきた日本人観光客

それでも、ようやく落ち着きを取り戻したハワイ。数ヵ月間ほど前からは、徐々に日本人メンバー様の滞在も増えてきたそうです。

「長い間、待ち焦がれていたバケーションを、心から楽しんでいらっしゃる皆様の姿を見ると、ついつい笑みが浮かんでしまいます。これまで2年以上にわたって中止していた毎週金曜日恒例の花火もこの6月から再開に漕ぎつけることができました。滞在されたメンバー様から喜びの声をかけてもらうことがたくさんあって、涙がこぼれるほどうれしかったのを思い出します」

多彩なイベントで、ゲストをお迎えしたい

多彩なイベントで、ゲストをお迎えしたい

ミホさんは、リゾートディレクターとして、ビレッジ内にある施設のベルデスク、フロントなど、各部署21名のマネージャーを統括されています。基本的にはそれぞれのマネージャーと共に業務にあたりますが、直接ゲストの皆様からご意見や感想を伺うことも少なくありません。

「今年の11月、ラグーンタワー・ヒルトングランドバケーションズクラブの大規模なリノベーションが終了する予定です。現在はその半分以上が完了していますが、すでに新しいお部屋にお泊りになられたメンバー様から『部屋が明るくなってよかった』、『とてもよく眠れました』といったコメントが寄せられています」

ちなみに、このインタビューが行なわれたのは、昨年7月にリノベーションが完了したグランドワイキキアン・ヒルトングランドバケーションズクラブのラウンジでした。こちらは、グランドワイキキアン、ラグーンタワー、カリアスイーツに滞在中の方がご利用可能で、広いスペースにソファや椅子などが用意されています。「休憩や待ち合わせに便利」「ゆったり過ごせた」と、こちらについてもゲストからのうれしい声が届いているようです。

また、アメリカ本土のみならず、日本をはじめ、海外からの渡航制限が概ね解除された今、ご滞在されているメンバー様を対象とした新しいイベントの企画も発進しつつあるようです。

「現在はビレッジ内で、さまざまなアクティビティを再開しています。そのうちHGVとしてリゾートに滞在のメンバー様やゲストの方しか参加できないアクティビティは週2回程度。各クラブリゾートのリゾートアクティビティを企画・運営するショウコ・フォックスさんと連携をしながらプログラムを組んでいます。ご参加は先着順で受け付けていますが、たびたび定員をオーバーしてしまうなど、目に見えてアクティビティに対するニーズの高まりを感じるようになりました。そこで、2023年に向けて実現できるアクティビティをあれこれ考えているんですよ」

例えばそれは、バレンタインやハロウィン、イースターなど、アメリカならではの文化を織り交ぜたお祭り。今後はメンバー様にハワイの文化をより深く知っていただけるアクティビティなども検討されているといいます。

「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジとして企画され、クラブリゾートにご宿泊のメンバー様も参加できる定番のアクティビティがあります。私達は、それらとはまた違った工夫や趣向を凝らし、それぞれにローカルな雰囲気を纏わせ、個性を持たせたアクティビティを実施したいと考えています。例えば、これは一回限りのイベントでしたが、先日パイナップルや梅を使ったハワイアンフードのデモンストレーションを行ないました。そういったハワイの食文化を広く知っていただく機会も取り入れたいんです。タロイモの球茎を蒸して作る、ハワイアンのソウルフードであるポイもその1つ。その場で料理人が調理して、フレッシュなままいただくポイは、きっと格別のおいしさです」

ハワイに移り住み、ハワイを愛し35年。これからもハワイでゲストをお迎えしていきたいと語るミホさんは終始ポジティブ。お話を伺っているだけで元気をもらえるそのお人柄に、いつの間にか引き込まれていることに気づかされます。そして、インタビューの最後に「ぜひ、またハワイを訪れてください。皆様のお帰りをスタッフ一同、心よりお待ちしております」と、読者の皆様へメッセージを寄せてくださったことも印象的でした。

氏が「働きがいのある会社」と語るヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、私達旅行者はもちろんメンバー様にとっても唯一無二のリゾート。その夢の楽園は、ミホさんのようなスタッフ達の献身に支えられています。

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