ラスベガスにはこれまで8回も訪れていらっしゃるという高部秀和様。ほぼすべてのクラブリゾートに滞在経験があるベテラン・クラブトラベラーの高部様に、その魅力を伺ってみました。
べガスの尽きない魅力、とりわけカウントダウンは必見です!
オーナー歴17年の高部秀和様が、初めてラスベガスを訪れたのはおよそ10年前。元々はハワイ・オアフ島のクラブリゾートを所有され、ハワイ旅行を楽しまれていましたが、メンバーシップを積極的に利用してさまざまなリゾートを周遊するうちに、今ではラスベガスがお気に入りの場所になったのだそうです。
「ある時、妻のリクエストで、カウントダウン・イベントが開催される年末年始のラスべガスへ出かけました。大晦日の夜は巨大なホテルやカジノが立ち並ぶ目抜き通りの『ストリップ』がたくさんの人で大にぎわい。ラスベガス・ブルバード(Las Vegas Blvd.)北側のストラトスフィアタワーから南側のマンダレイベイまで、約6〜7kmの区間が歩行者天国になるんです」
毎年12月31日の夕方から深夜にかけて、ラスベガスは街全体がお祭り騒ぎに包まれます。数あるホテルがそれぞれに趣向を凝らした独自のイベントで競い合い、新年の訪れを祝う盛大な花火があちこちで打ち上げられます。その興奮と熱気にすっかり参ってしまったという高部様は、以来、毎年のようにご家族で年の瀬のラスベガスを訪れるようになりました。いつしかこの街は、ご家族の思い出がいっぱい詰まった第2のホームグラウンドになっていたそうです。
「やがて成長した娘が、ここで結婚式を挙げました。それくらい彼女にとっては思い入れの深い街だったのだと思いますし、私達夫婦にとってもますますラスベガスは特別な場所になっています。その後、孫が生まれて娘は育児に奔走中。一家団欒の旅に出る機会は減りましたが、近年はもっぱら妻と2人でバケーションを楽しんでいます」
なお、カウントダウンの華やかさを味わうなら「エララ、ア・ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ」や「ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ・アット・ザ・フラミンゴ」がおすすめと高部様。いずれのクラブリゾートもストリップに間近な好立地にあり、年越しのお祭りムードを間近で味わうには最適です。
「カウントダウン当日は、とにかく大変な数の人が街中にあふれかえります。にぎやかすぎるのがちょっと苦手な方には、少しだけ郊外に位置するヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ・オン・ザ・ブルバードがいいかもしれませんね。ストリップの中心まで徒歩で十分に行けますし、道中には花火がよく見えるスポットもありますよ」
砂漠地帯にあるラスベガスは、冬でも日中は快適な暖かさ。ただし、日没後はぐっと気温が下がって5度前後になることもしばしばです。夜間に外出する際はしっかり防寒対策をしてお出かけください。
見逃せない、華麗なエンターテイメントの数々
当然ながら、ラスベガスの醍醐味は年末年始のカウントダウンにとどまりません。カジノをはじめとする多彩なエンターテイメント体験を求めて、年間数千万人の観光客がこの街を訪れています。
「私もカジノはたしなみますが、街のあちらこちらにシアターがあり、連日コンサートやミュージカル、オペラなどが行われています。特に最近はシルク・ドゥ・ソレイユにハマっているんです。ラスベガスでは季節や日程にもよりますが、ほぼ全ての演目が定期的に上演されています」
とりわけ高部様が素晴らしいと感じたのは、ラスベガスで不動の人気を誇る「O(オー)」や、マイケル・ジャクソンの名曲に乗せてパフォーマンスが繰り広げられる「MJ ONE(マイケルジャクソン・ワン)」とのこと。どの演目もたいていは1日2回公演で、それぞれ専用の劇場で上演されるため、パブ・クロール(はしご酒)ならぬシアター・クロールも可能です。
「実は、1回のバケーションでシルク・ドゥ・ソレイユを3公演も見に出かけたことがあるんです(笑)。それだけの価値があると思いますよ。そもそもシルク・ドゥ・ソレイユはパフォーマンスが主体なので、英語がわからない方でも十分に楽しめます。また、時折行われている来日公演にも出かけますが、ラスベガスのショーは仮説会場ではなく常設の劇場で行われるので、舞台装置の規模が全く違います。街を歩けば格安でチケットを購入できるショップもありますので、お好みの演目を鑑賞してみてはいかがでしょう」
時にはグルメ探訪とショッピング散策を
ふだんの滞在では、ホールフーズ・マーケットなどのスーパーで食材を買い求め、クラブリゾートのキッチンで奥様と料理を楽しむという高部様。とはいえ、せっかくラスベガスを訪れるのなら、豊富な食の楽しみにも挑戦してほしいと語ります。
「例えばステーキなら『SWステーキハウス』が有名ですね。ここは数々の受賞歴を持つ一流店。お肉はもちろん、どの料理も絶品なので、1度は訪れてもらいたいレストランです。ラスベガスでは比較的ブッフェスタイルの店が多いのですが、多彩なジャンルの専門店が、それこそ星の数ほどひしめきあっています。さすがアメリカ! どのお店も量が多くて食べきれないことが多いのですが、ドギーバッグを頼めば翌日の朝食として持ち帰ることもできます。気になるレストランがあったらぜひトライしてください」
また、高部様が特にお気に入りなのは「アール・オブ・サンドウィッチ(Earl of Sandwich)」。オーランドに本拠を構えるアメリカではおなじみのファストフード・チェーン店で、かの有名なサンドウィッチ伯爵の子孫が創業したという本格派。看板メニューのホットサンドをはじめ、外はカリカリ、中にはフレッシュな具材をたっぷりと挟んだサンドウィッチが人気を集めています。
「ラスベガスに数店舗あって、エララに滞在すれば隣接するショッピングモール『ミラクル・マイル・ショップス』内にあるお店が24時間営業しています。リーズナブルでお手軽なB級グルメですが、なんとなくラスベガスらしさを感じられるので、訪れるたびについつい立ち寄ってしまうんです。いつでも熱々のホットサンドを食べられますよ」
さらに、ラスベガスは世界有数のお買い物天国。3大ショッピングモールの「ファッション・ショー」、「グランドカナル・ショッパーズ」、「ザ・フォーラム・ショップス」に加え、「ラスベガス・ノース・プレミアム・アウトレット」、前述の「ミラクル・マイル・ショップス」と、行き先のチョイスに迷ってしまうほどです。
「アウトレットでは、本当に何もかもがお買得です。モノによっては日本の半値ほどで購入できます。私の場合は、特に何かが欲しいというわけではなく、腹ごなしの散歩がてら妻と2人でブラブラするのが好きなんです。ラスベガスならではのパワフルな雰囲気に触れられ、元気をもらえるような気がします」
他にも、ラスベガスには世代や性別を問わず楽しめるスポットが盛りだくさん。高部様曰く、ラスベガスはとても移り変わりの激しい街。ガイドブックに掲載されている情報がすでに古いこともあるので、『ラスベガス大全』といった観光ガイド系webマガジンなどを事前にチェックして、最新でディープな情報を仕入れておくことが有用だといいます。
「今回ご紹介した市街散策だけでなく、レンタカーがあれば30分ほどで行けるレッドロックキャニオンや、緑豊かな川沿いを歩けるザイオン国立公園などで、ネバダの大自然を肌で感じることもできます。多彩な街歩きとネイチャートリップを合わせて楽しめるのが、ラスベガス最大の魅力ですね」
お話を聞いているだけで、ワクワクしてしまうラスベガスでの街歩き。その感動を、皆様もぜひ現地を訪れ、ご自身の目で確かめてください。
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