クラブトラベラーの姉妹サイト『Vacation Style』で連載企画を担当している料理研究家のスヌ子さんが、秋深まる小田原へ。ご家族と共に訪れたザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブでのショートトリップの様子をお届けします。
都心から2時間足らず。小さな秋を探しに森の別宅へ
こんにちは。料理家のスヌ子です。
素敵なリゾートをいつもうっとりとしつつ眺めている私ですが、ついに先日、最新リゾート、ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブへ行ってまいりました。豊かな自然の中にあるキッチン付きコテージ。便利で快適なホテルの設備もフル活用し、たった1泊とは思えないほど充実した休暇となりました。
今回はその詳細をじっくりレポートしますので、どうぞおつきあいくださいませ。
寄り道してディナーの仕入れを
私の住む東京・世田谷からは、1時間40分ほどのドライブ(新宿からロマンスカーで行くのも楽しそう!)。小田原に入ったらちょっと寄り道。西湘バイパスを早川ICで降りてすぐの「小田原さかなセンター」へ。近海の新鮮な魚介やその加工品、旬の地野菜などの美味がまとめて買えるので、これでディナーの準備は万端!
ここから約10分で現地に到着。ベイフォレスト小田原に隣接したヒルトン小田原リゾート&スパのホテルフロントでチェックイン後、季節の植物が茂る遊歩道を散策しながら宿泊するコテージに向かいます。
我が家のようにくつろげるコージーインテリア
泊まったお部屋は2階建て1ルームスイート。玄関を入った先にはリビングダイニングやバスルームなどの水まわり。この日はしっとりとした秋雨が降っていたので、窓外の緑がみずみずしく、プライベートバルコニーからは相模湾が望めました。
そして、階段を降りるとベッドルーム。お布団も敷けるモダンな和室がひと続きになっていて、居心地のいいコンパクトさ。我が家のようにくつろげそうです。
まずはキッチンの設備をチェック。壁に面したI型に、オーブンレンジ、食器棚、カウンター下には食洗機と冷蔵庫、ワインセラーまで組み込まれています。持参したワインも適温で冷やせます!
私はゆっくり料理の時間、家族はアクティビティへ
ここでお父さんは山へ芝刈り、ならぬホテルへ探検に。
プールやフィットネスセンター、バドミントンコートなどアクティビティが満載な中、父娘で一緒に楽しめるボウリングをセレクト。
昔取った杵柄(?)で、父としての威信を発揮できたのかどうかはさておき。久しぶりの合同スポーツタイムは、とても盛り上がったようです。
一方、私はディナーのしたくを。ピカピカのキッチンで時間に追われることなく作れる贅沢な時間。
とは言ってもここは旅先、面倒なことはしません。
小田原さかなセンターで思いついた今夜のメニューは、
◆干物を使ったサラダ
◆名産「あしがらいちじく」のジンジャーマリネ
◆あじの刺身の塩麹カルパッチョ
◆いかとさつまいものしそバター蒸し の4品。
それでは、さっそくお料理に取りかかりましょう。
地元の食材でパパッと4品
まずは「干物を使ったサラダ」から。味の決め手になるガーリックオイルを作ります。
マグカップに薄切りにんにくとサラダ油を適量入れ、強にしたレンジに2〜3分かけるだけ。にんにくが薄く色づいたら取り出し、粗熱を取ったら大根などの生野菜にからめ、ポン酢を回しかけます。干物コーナーで「ごまあじ」というサクサクした小あじのみりん干しスナックを見つけたので、それを散らして1品完成。
「あしがらいちじくのジンジャーマリネ」は、いちじくをよく洗い、皮ごと適当なサイズに裂きます。そこに、はちみつ、酢、しょうがのみじん切りを合わせたものをからめるだけ。ピリッと甘酸っぱいドレッシングがいちじくの風味を引き立てます。仕上げに、途中のコンビニで見つけた生ハムを添えて完成です。
また「あじの刺身の塩麹カルパッチョ」は、あじのお造りに、塩麹2:酢1:おろしにんにく少々のたれをからめます。酢の代わりにすだちなど柑橘類の搾り汁を使うと一層風味が良くなります。翌日もおいしくいただけるので、思わずお刺身を買い過ぎた時にもおすすめです。
「いかとさつまいものしそバター蒸し」も、とっても簡単! 皮ごと切って水にさらしたさつまいもを、青じそとバターを炒めたフライパンに入れ、塩とワイン少々を振りかけて、そのまま蒸し煮。さつまいもがやわらかくなったら、いかを加えてざっと炒め、塩かしょうゆで味を整えます。
ちなみにいかは、前述の小田原さかなセンターで購入した、ワタも一緒に入ったぶつ切りをそのまま加えました。濃厚なワタが甘いさつまいもにからみ、しそとバターの風味が香って、ワインが止まらなくなります。
そうそう、今回は調味料を持参しましたが、ホテルのショップにミニ調味料コーナーがありました。大抵のものはここで揃いそうだったので「次回は手ぶらで行こう!」と思いました。
秋の夜、時間がゆったり流れる家族との団欒
ボウリングでお腹を空かせたみんなが帰ってきたところで、食卓のセッティングも完了。よく冷えたスパークリングで乾杯! リンリンと澄んだ虫の声を聴きながら、久しぶりに家族揃ってゆっくり語り合えた秋の一夜でした。
翌日は、ホテルの朝食ブッフェに舌鼓を打ち、プール、温泉、バドミントンまで全力で体験! 別宅的コテージの自由度とホテルのホスピタリティを、いいとこ取りで味わい尽くした感。命の洗濯とはまさにこのことです。早くも次回のバケーションの計画を立てはじめています。
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