海外渡航の規制が緩和され、そろそろご家族でのご旅行の計画も進行中ではないでしょうか。そこで、以前ご紹介した『お子様連れのバケーションに準備したいモノ・コト【フライト編】』に続き、第2弾の今回は、旅先で役立つアイテムをご紹介します。
長い移動時間を経て、ようやく目的地の空港に到着してホッとしたものの、一瞬の気の緩みがトラブルにつながってしまうことも少なくありません。そこで、ご家族でのリゾートライフを楽しく過ごせるよう、お子様連れの旅行でも安心して使える便利なグッズを、旅慣れたママさん・パパさんクラブカウンセラーに聞きました。
移動時の便利アイテム
移動時やショッピング中、心配なのはお子様が迷子になることですよね。好奇心旺盛な子供は、ちょっと目を離した隙にどこかへ行ってしまいがち。そこで、「空港での移動時やリゾート内、モールでのお買い物中に迷子防止としてハーネスを持参しました」と、Sさん(3歳・女児の母)が教えてくれました。
抱っこや手を繋ぐことを嫌がり、自分の足で歩きたがる年齢のお子様には、行動範囲をコントロールできるハーネスがあると安心かもしれません。しかも、ぬいぐるみや可愛いキャラクターなどのモチーフが付いたリュックタイプなら、喜んで背負ってくれるそう。ベビーカーに乗った際も、ぬいぐるみタイプであればお子様に抱かせることで安心感も作れ、邪魔になりません。ふだんから愛用させておくといいかもしれませんね。
また、Sさんが持参されるという抱っこ紐は3wayタイプ。「前向き、後ろ向き、おんぶができます。子供が大きくなってくると前方の景色を見たがったりするため、状況によって変えられる点が便利です」とのこと。旅行を機に購入したそうです。
「私が選んだのは、助産師さんが開発した抱っこ紐です。約200gと軽量でコンパクトにまとまるので、持ち運びも便利ですよ。装着も楽々で、ちょっと寝てしまったり、ぐずったりした時など、とっても重宝します」とはMさん(3歳・女児の母)。ふだんから愛用している前抱き専用の抱っこ紐をおすすめしてくれました。こちらは、首が座った後から3歳頃(20kg)まで対応しているため、長い期間活用できるのも魅力。洗濯機で丸洗いできる生地のため衛生面も安心して使えるのだとか。
Yさん(2歳・女児の母)のおすすめは、コンパクトに収納できるポケッタブルタイプ。「アウトドアメーカーの抱っこ紐です。軽量&小型なので持ち運びにも負担にならず優秀。もう赤ちゃんじゃないけれど、いきなり『歩けない、抱っこ!』と言ってくる1歳半~2歳くらいの幼児向けにも、いざという時に心強いです。お守り代わりに持っていきます」
抱っこ紐1つをとっても、さまざまな種類があることがわかります。 お子様の年齢や好みに合わせながら、旅のスタイルに応じて探してみてはいかがですか。
ベビーカーもまた、移動時にあったら便利なアイテムの筆頭でしょう。「レンタルも考えましたが、やはり空港までの道のりもないと動きづらいので、B型の軽量タイプを持っていきました」とはTさん(3歳・男児、1歳・双子の父)の弁。
一方、ハワイで軽量タイプのベビーカーを購入したというFさん(当時2歳・女児の母)は、「ショッピングモールで売り場を店員さんに尋ねたところ、ベビーカーという単語が通じなくて困りました。ベビーカーは日本の名称で、英語ではストローラーと言わないと伝わらないんですよね(笑)」という失敗談も。その後、無事に購入でき、お子様が乗らない時は、買物中の荷物を運ぶのにも役立ったそうです。自宅で使用しているものを持って行くのは大変という方には、現地で調達するというのも1つの手段ですね。
お食事タイムのおすすめアイテム
次に、お子様連れの外食で必要なアイテムを皆さんに聞いてみました。
「レストランにベビーチェアがない時に便利なのはチェアベルトです。いろいろな種類があるのですが、大人の椅子にも取り付けられるものがいいですよ」と前出のSさん。
Kさん(1歳・男児の父)は、「1歳前後の子供にはベビーチェアが必要ですが、レストランなどでベビーチェアがあってもベルトが付いてなかったりするんです。チェアベルトは、通常の椅子に括りつけたり、危なければ自分の身体につけて子供を前に抱くことができます。便利なので常に持ち歩いています」。
Nさん(2歳・男児の母)も「大人用の椅子しかなくても、チェアベルトがあれば安心して座らせることができます」とのこと。旅で役立ったシーンを振り返りながら、皆さん口を揃えて、このアイテムをおすすめしてくれました。
チェアベルトにはベルトだけのシンプルなものや、パンツのようにしっかりはかせるタイプ、背もたれに被せるカバー付きなど、さまざまな種類があります。公園やビーチといったアウトドアシーンでも活用できそうなアイテムですね。
小さなお子様の食事の時は、エプロンも必須です。「食べこぼしなどをしっかりキャッチするポケットが付いたタイプなら、椅子や床を汚す心配もあまりありません。最近は使い切りのエプロンなどが100円ショップでも手に入るので、手軽に使えておすすめです」とはSさん。
Mさんが持って行くのは保育園や幼稚園で活躍しているアイテムで、その名も「おりこうタオル」。「ハンドタオルにゴムとボタンを付けたモノで、食事の際のエプロン、口拭き、お手拭きとして使えます。子供自身でも取り外しができますし、タオルなので、洗えばまた使える優れモノ。清潔に保てるところがポイントです」。乳幼児向け用品を扱うショップで売っていますが、簡単な構造なので自作も可能です。事前に何枚か作っておくと重宝しそうですね。
リゾート滞在時のために用意しておきたいモノ
せっかくリゾートを訪れたのなら、ゆったりとくつろぎたいものです。しかし、元気なお子様はじっとしていることなんて稀。大人も子供もお互い楽しく過ごせるようにと、Kさん(小・中・高・男児3人の母)が準備したのは、飛行機の中で遊ぶモノとは別の絵本。「海外のテレビ番組は、言葉がわからない子供達にとってはつまらないんでしょうね。そのうち飽きてしまいます。そのため、テレビの代わりに読み聞かせ用の本を持って行きました」。リゾート用にも持参するというきめ細やかな配慮に脱帽です。そして、「子供が幼稚園の年中から小1くらいまでの間は、クラフトブックが重宝しました。恐竜や虫などが好きで、夢中になって遊んでいました」とも。ただし、こちらもお楽しみを取っておくために事前に購入したことを知らせず、機内やリゾートに着いてからサプライズで見せてあげたのだそうです。
また、Yさん(2歳・女児の母)がおすすめするのは日頃から使い慣れた食器用洗剤の携行です。「ベビー&幼児連れだとストロー付きマグを持っていくママが多いと思うのですが、旅先でもスプレータイプの食器用洗剤があると安心です。こすらなくてよいのも楽なので、意外と使っているママさんは多いと思います。私はあえて中身を1/3くらいまで減らして旅行へ持っていきます」とのこと。ただし、洗剤は液体なので、飛行機に乗る際は必ず預け荷物の中に入れておきましょう。液漏れしないようジップ付きの袋に収めるのもどうぞお忘れなく。
さらに、使い慣れたモノといえば、Hさん(8歳・女児の母)がアドバイスしてくれたお薬も見逃せません。「解熱鎮痛剤や整腸剤、風邪薬といった常備薬をはじめ、海外ではあまり見かけない冷感シートなど、日本で扱いに慣れたものを必ず持参します」とのこと。特に飲み薬の場合、海外製品は効きめが強い傾向があるので、ふだんから飲み慣れている日本製が安心ですね。
番外編・ママのためのアイテム
最後に旅慣れたYさんが、ママのためのおすすめグッズもご紹介してくれました。
「子供のものであれこれ荷物が増えてしまうので、自分の荷物の量はできるだけ抑えたいですよね。そんなママにおすすめなのが、髪、肌、リップケアまでオールインワンでできるオーガニックバームです。スキンケアやリップクリームとして使った後も、そのままハンドクリームのように手に塗り込めばOK。ずぼらな私はふだんから愛用しています(笑)。これ1つでマルチに活躍してくれますよ」
オーガニックバームはシアバターなど天然素材でできたワックスで、お子様との接触が多いママにも安心なアイテム。マルチバームとも呼ばれ、インターネットで検索すると、さまざまな種類の商品が見つかります。お気に入りの1品を探してはいかがでしょう。
皆さん、お子様連れの旅行には、細心の注意を払っていることがわかりました。多少荷物が増えたとしても、しっかりと準備して出かけることが大切ですね。ご家族で過ごすバケーションが楽しく充実した時間となりますように。Have a nice trip!
お子様連れのバケーションに準備したいモノ・コト【フライト編】も、ぜひ併せてご覧ください。
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