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レイメイキングなど、ハワイ・オアフ島のリゾートではさまざまなアクティビティが再び催されるようになりました。今回はレイにまつわる各種イベントご紹介しながら、ハワイの今をお届けします。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内にある、ヒルトングランドバケーションズのリゾートにご宿泊のゲストが楽しめる各種アクティビティが、徐々に再開をはじめています。

例えば、ハワイアンカルチャーの象徴ともいえるレイを作るワークショップもその1つ。5月1日のレイデーには、ザ・グランドアイランダー・ヒルトングランドバケーションズクラブと、グランドワイキキアン・ヒルトングランドバケーションズクラブの両リゾートにて、レイメイキングの特別イベントが開催されました。

当日は30組のご家族、日本人オーナー様を含む計74名のクラブメンバー様とゲストの皆様が、ハワイの伝統的なレイメイキングを体験されました。

今まで、こうしたイベントやアクティビティを経験したことがなかった方々も、今回は多数ご参加。ハワイに戻ってきた嬉しさや解放された歓び、平穏であることへの感謝の想いを語り合いながら、メンバー様同士で束の間の交流を楽しまれていました。

このイベントを企画したインターナショナルゲストエクスペリエンス・マネージャー、リゾートオペレーションのショウコ・フォックス氏も、今回多くのメンバー様をお迎えできたことに喜びのメッセージを寄せてくれました。

「アロハの思いを共有し、オーナー様とゲストの皆様にハワイの文化を知っていただくことは、リゾート体験の大切な一部です。今年は特に、このイベントを開催し、海外からのオーナー様をお迎えできることを嬉しく思います。皆で集まり、アロハの暖かさを分かち合い、新しい友情の輪を築くことは、いつも本当に楽しいひとときです。このレイデーのお祝いを実現してくれたチームメンバーの皆さんにマハロを贈ります」

なお、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内のリゾートでは毎月1日限りのスペシャルイベントを実施しています。内容と時期は毎月異なるため、詳しくはチェックイン時にリゾートでご確認ください。

5月1日「レイデー」は、ハワイアンが大切にするレイの祝祭日

ちなみに、レイメイキング・イベントの当日にあたるレイデーとは、毎年5月1日のメーデーにハワイ全土で催されるレイのお祭り。

5月1日「レイデー」は、ハワイアンが大切にするレイの祝祭日
Yi-Chen Chiang / Shutterstock.com

レイというハワイ特有の伝統文化を讃えるのが目的で、例年オアフ島ではカピオラニ公園のバンドスタンドを主会場に「レイデーセレブレーション」と銘打ち、ロイヤル・ハワイアン・バンドによる演奏や、フラ、ハワイアンミュージックなどのエンターテイメント、レイのコンテストなどが行われます。

残念ながら昨年は感染症予防対策の観点からオンラインでの開催となってしまいましたが。今年はリアルイベントとして復活開催! 昨今のコロナ禍の沈静化によって、通常通り執り行われることが叶いました。

2022年のテーマは、アアリイとオヒアレフア。

アアリイとはハワイの在来植物のことで、風雨にも負けないその屈強さから、忍耐のシンボルとされてきました。神への祈りとして捧げるチャントにも「困難に立ち向かう強さ」の象徴としてアアリイの名が登場します。

一方、オヒアレフアもハワイ固有の花の名称です。かつて火山の女神ペレの怒りに触れ、樹木に変えられてしまったオヒア青年。その恋人だったレフアは生きる希望を失い、悲嘆にくれる日々を過ごします。やがて2人の悲運に同情した他の神々によってレフアはその姿を花に変えてもらい、オヒアの木に寄り添うように咲いたという伝説に基づいています。

2つの植物の逸話を紐解くと、共に手を携え、困難を乗り越えていこうという、ハワイの人々の強いメッセージが浮かんでくるようです。

レイの由来、文化的意義

レイの由来、文化的意義

そもそもレイは、単なる装飾品として作られてきたものではなく、ハワイの歴史やハワイに住まう人々が古くから大切にしてきた自然崇拝の精神と深い関わりを持っています。

森羅万象に神が宿るとされるハワイでは、古代の人々は身の回りにあった貝殻や動物の牙、鳥の羽根、草花、木の実、海藻といった自然の素材でレイを作り、それらを通して自らの体にマナ(魂、霊力)を呼び込もうとしていたようです。

現在のような生花が使われるようになったのは、旅行者や移住者が増えはじめた19世紀以降。結婚式や卒業式といった特別な場面から、誕生日、記念日、祝福、歓迎など日常のワンシーンにいたるまで、感謝の思いや畏敬の念を託し、さまざまな種類のレイが贈られます。また、ハワイの伝統芸能であるフラでは、曲や舞踊を表現するために欠かせないキーアイテム。ダンサー達は演目の内容に応じて使用する花の種類を変えたり、曲の解釈によって異なるレイを用意したりするほどです。

6月11日の「カメハメハデー」にも、美しいレイがお目見え

先頃行われたカメハメハデーでも、豪華なレイが人々の目を楽しませていました。

カメハメハデーは、ハワイ王国を建国したカメハメハ大王を称えるハワイ州の祝日。ハワイ文化の継承やハワイアンの民族意識を鼓舞する意図から、大王の孫にあたるカメハメハ5世が制定したといわれています。

写真提供/ハワイ州観光局
写真提供/ハワイ州観光局

1871年の制定から150周年にあたる今年は「カメハメハのレガシーよ永遠に」をテーマに、ハワイの主要な島々で多彩なイベントが催されました。

その象徴的なイベントの1つが、オアフ島のレイ・ドレーピング・セレモニーです。これは、ご存じハワイ州最高裁判所があるアリイオラニ・ハレの前に立つカメハメハ大王像に、長さ約1.5メートルのレイが献花される伝統的な儀式。巨大な彫像の両腕に捧げられたレイには、色とりどりのトロピカルフラワーが用いられ、天然素材のみを使用することが指定されているそうです。

写真提供/ハワイ州観光局
写真提供/ハワイ州観光局

その翌日に開催された華やかなフローラルパレードも圧巻でした。

パレードには、さまざまに趣向を凝らし装飾された山車が参加しますが、イオラニ宮殿前のキング・ストリートを出発した一団は、パンチボールストリート、アラモアナ大通り、カラカウアアベニューを経て、一路カピオラニ公園を目指します。実はこちらのイベントも久しぶりの実施。制定150年の節目として3年ぶりにお披露目されました。

毎週金曜日の夜に行われるヒルトン・ハワイアン・ビレッジの花火も、オアフ島を訪れるクラブメンバー様にとって、もはやおなじみの恒例行事かもしれません。

1988年から続くこの伝統的な催し。感染症予防対策の一環として2020年3月から2年以上にわたって休止を余儀なくされていましたが、先月の6月3日よりいよいよ再開。ワイキキの夜空が、久しぶりにきらびやかな花火によって彩られました。

このように、少しずつではありながら、かつての平静を取り戻しつつあるハワイ。現地のリゾートスタッフはもとより、ハワイの人々の多くが歓迎と祝福の思いを胸に、皆様の再訪を心待ちにしています。次のバケーションの計画は、ぜひハワイでの滞在を検討してみてはいかがでしょうか。

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