
お母様が日本人でいらっしゃることから11歳までは日本に住んでいたというケイコ・ワーナー・エガミさん。2023年、ザ・モダン・ヒルトンバケーションクラブ(HGVマックスリゾート)のアシスタント・ゼネラルマネージャーに就任し、現在は同リゾートの運営に携わっています。そんな彼女に、ザ・モダンの魅力や滞在の醍醐味を聞いてみました。
リゾートを縁の下で支える大切な存在
ケイコさんの1日は、現場スタッフとのブリーフィングから始まります。
リゾート内の状況や、ゲストであるメンバー様からのリクエストといった様々な情報を把握・共有し、それぞれの担当者とディスカッションを重ねながら、よりよいリゾートの実現に努めています。また、建物のエアコンやバス・トイレなど設備に関する改修工事の手配、そのための資金調達、スケジュールの策定にいたるまで、アシスタント・ゼネラルマネージャーの仕事は多岐にわたります。

「私は最初、(HGVが独立する以前の)ヒルトン・ワールドワイドで、マーケティングチームの一員として働いていました。1年程で別の職場に移りましたが、2009年にHGVへ復帰。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジにあるグランドワイキキアン・ヒルトングランドバケーションズクラブにおいて、フロントデスクのオフィスマネージャーとして勤務しました。のちにビレッジの4つのリゾートを管理するようになり、2023年、新たにリブランディングされたザ・モダン・ヒルトンバケーションクラブにやってきたのです」
現在、ザ・モダンのゼネラルマネージャーとは、ビレッジ時代にタッグを組んでいた間柄。新天地となったザ・モダンでも、日々、協力しながら業務に邁進されています。
「HGVが株式会社として独立したことによって、現場の裁量範囲が広がったためでしょうか。リゾートに滞在されるゲストの満足度は確実に向上していると感じます」
ザ・モダンの魅力、他のリゾートとは一線を画す特長とは?

HGVマックスのメンバー様のみが宿泊できるザ・モダンは、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジから徒歩約7分。やや離れた場所にあります。もともとHGVリゾートとしてリブランディングが行なわれる以前は旧ダイヤモンドリゾートの施設であり、オアフ島でも有数のファッショナブルなデザインホテルとして高い人気を博していました。
「10年ほど前には『アディクション』という名のナイトクラブが併設されていて、地元でも有名な場所でした。お洒落で高感度な人々が集い、特に若いカップルには人気のホテル。23年以降、私達HGVが運営するようになってからも、その雰囲気は失われることなく、メロウ(心地よい)な魅力を放ち続けています」
ケイコさん曰く、オアフ島にある他のリゾートとの大きな違いは、単独で、しかもこじんまりとしているからこその親密度の高さに現れるといいます。仮に1週間も滞在すれば、リゾートスタッフとも顔なじみになれ、まるで居心地のいい隠れ家に住んでいるかのような感覚に。立地の違いこそありますが、ちょうどワイキキの中心に立つホクラニワイキキ・ヒルトングランドバケーションズクラブと似たようなリゾート感を味わえるそうです。

「オーシャンフロントゆえか、しばしばゲストの皆様から『景観に癒やされる』という声をいただきます。目の間にアラ・ワイ・ボート港のハーバーが位置し、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの各リゾートとは一味違った景色が楽しめるのが大きなポイントですね。また、小さなプールも心からのんびりできて素敵な場所ですよ。事前予約不要のデイベッド(パラソル付き)をご利用いただければ、ウッドデッキで優雅なひと時を満喫できます。さらにプールサイドにあるレストラン&バー『ザ・グローブ』は、お料理がとてもおいしくて個人的にもオススメです。オープンエアの席からは、毎週金曜日恒例の花火がいつもとは異なる角度から見ることができます」

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジには、全ての楽しみや利便性が集められ、リゾートならではのにぎわいや華やかさが味わえる反面、繁忙期にはお店やレストランが混雑してしまうことがあります。しかし、ザ・モダンには、そんな喧騒とは隔絶された独特の空気が流れています。いうなれば、心身をリラックスさせるために訪れるべきリゾート。長期滞在される場合は、活気あふれるビレッジ内の各リゾートと共に、このザ・モダンでの滞在を旅程に組み合わせるメンバー様が増えているそうです。
ザ・モダンの今。日本からのお越しを心よりお待ちしています
現在、日本からザ・モダンを訪れるメンバー様は、全体の滞在数に対しておよそ10%未満にとどまっています。オアフ島をはじめハワイ州への観光客の渡航数は、かつての活気を取り戻しつつありますが、日本人観光客の姿はまだまだ少ないのが現状。「日本のメンバー様は特別な存在です」と語るケイコさんにとっては、寂しさが募ります。

「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに勤務していた時代から数えると16年余り。ゲストの皆様との様々な記憶が思い起こされます。もちろん、どの国からいらっしゃったゲストであっても、リゾートスタッフとして最善の対応を心がけていますが、日本のメンバー様はそんなごく当たり前のサービスにも、惜しみなく感謝とお褒めの言葉をかけてくださいます。嬉しいことに、わざわざ私に会いにやってきてくれる方々がいらっしゃるんですよ」
例えば、静岡県にお住いのメンバー様は、いつもお土産を携えてケイコさんのもとを訪れるのだとか。異なるリゾートに泊まられていても、メールや電話で連絡が届き、お互いのつつがなきを確認されるのだといいます。メンバー様とのかけがえのない関係性を築けることが、この仕事に就いて最大のやりがいであり、よかった点だとケイコさんは語ります。
「フロンドデスクには日本語対応可能なスタッフがいます。私も含めて皆様が安心してご滞在いただけるようサポートしてまいりますので、ぜひ次のバケーションでは当リゾートを訪れてください。一度滞在されたら、きっと私達が大切にしている親密さを肌で感じていただけると思いますよ」
フラワーレイメイキングやリボンレイメイキング、フラダンス、ヨガといったアクティビティが充実。とりわけ、プライベートビーチで実施しているサンライズヨガも、気持ちのよい朝が迎えられると好評のよう。全ては英語でのガイダンスとなりますが、身振り手振りを交えたコミュニケーションで、どなたでも安心して参加することができます。

また、今後の予定としては、コロナ禍で休止していた大規模なリノベーションがいよいよ始まるとのこと。現在もお部屋は清潔でアーティスティックなデザイン性を保っていますが、プライベートオアシスのようなその洗練性に、さらに磨きがかけられてゆく予定です。
何よりもスタッフの温かいおもてなしが皆様の来訪を待っています。このザ・モダンを旅の拠点に選んでみてはいかがでしょう。
HGVマックスについての詳細は、メンバーウェブサイトの専用ページをご覧ください。
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