マルコ島は、フロリダ南西部に浮かぶアメリカでも屈指のアイランドリゾート。メキシコ湾を望む白砂の海岸線には多くのホテルが立ち並び、世界中からたくさんの観光客がやってきます。このマルコ島での滞在をさらに充実したものにするために、6つの方法をご紹介します。
フロリダ半島の先端に位置するエバーグレーズ国立公園。その西側からメキシコ湾へ向かって車を走らせると、やがて風光明媚なビーチリゾートとして知られるマルコ島が見えてきます。この場所には、ヒルトン・グランド・バケーションズのいくつかのクラブリゾートとともに「ザ・チャーター・クラブ・オブ・マルコビーチ®」があります。同リゾートでアシスタント・リゾート・マネージャーを務めるスコットは、マルコ島の魅力を次のように語ります。
「どんなに暑い日でも、ビーチに出れば爽やかな風を感じることができるでしょう。ここを訪れるクラブメンバー様の中には、滞在期間中にレンタカーを借りる方が多くいらっしゃいますが、結局車はほとんど使わず、ただただビーチでリラックスしながら過ごす方が多いですね」
ビーチパラソルの下でデッキチェアにもたれながら、海を眺め、何もしない贅沢。まどろみの時間を心ゆくまで堪能できる点が、多くのトラベラーに愛される理由なのかもしれません。
しかしマルコ島は、前述の国立公園や自然保護区、南に広がるテンサウザンド諸島のように、豊かな緑と手つかずの生態系に囲まれたネイチャー・リゾート。アクティブ派を飽きさせない旅の楽しみも多彩にあります。
そこで、36年にわたってザ・チャーター・クラブ・オブ・マルコビーチ®でクラブメンバー様をお迎えしてきたスコットが、マルコ島でのバケーションをより思い出深いものにするための、6つのプランを紹介します。
自転車に乗って
この島にはサイクリングに適したインフラが整備されており、60マイル(約96.5km)以上の自転車専用レーンと共有路が敷かれています。私もふだんは自転車に乗って通勤していますが、変化に富んだ美しい景観が楽しめます。島内には自転車をレンタルできるショップが点在し、チャーター・クラブで返却(乗り捨て)可能なレンタルサービスもあります。
野鳥との出会いを求めて
マルコ島は、淡水河川と海水が混じり合う独特なロケーションゆえに、マングローブが茂る小島が連なり、多種多様な野生動物が生息しています。クラブリゾートから8マイル(約13km)ほどの距離にあるテンサウザンド諸島野生動物保護区では、バードウォッチング用に作られたタワーから、午前や夕方になるとタカやミサゴ(英語名:オスプレイ)、トキ、ヘラサギ、カモなどの姿を観察できます。
貝がら集めに没頭
メキシコ湾に面した海岸線もまた多様な生態系の宝庫です。広いビーチを散策しながら、珍しい貝がら集めに没頭してみるのもおすすめです。
さまざまな植物を観察
リゾートの周辺を散策すると、夏に実を付けるマンゴーをはじめ、南国ならではの木々や植物が数多く見られます。例えば、ロイヤル・ポインシアナ(鳳凰木)もマルコ島を代表する熱帯植物の1つ。夏になると華麗な花を咲かせ、その鮮やかな紅色はどの草花よりも長い期間、道行く人の目を楽しませてくれます。
街の喧噪を離れ、アウトドアへ
1979年、世界遺産に登録された「エバーグレーズ国立公園」の西端までは車で約45分の道のり。広大な湿地帯をガイドとともに散策するトレイル・ツアー、カヌーやエアーボートに乗って探検するアクティビティなども、旅程に加えてみてはいかがでしょう。
釣りに興じる
マルコ島は釣り人たちにとって天国のような場所。島内にはグッドランドという小さな漁村があり、船をチャーターしてフィッシングを楽しむアクティビティも人気です。
常夏のマルコ島では、朝日が昇って間もない午前中か、陽射しがやわらぐ午後遅めの時間帯に出かけるのが一般的です。あるいは、日中ならボートセイリングもおすすめ! ヨットを除くたいていのボートにはビニミトップ(キャンバス製のひさし)が設置されているので、強い陽光が降り注ぐ日でも安心して洋上でのひとときを楽しめます。
そして、このリゾートでぜひ体験いただきたいのが、同じフロリダ州キーウエストに勝るとも劣らない美しい夕陽。とりわけ、夏の夕暮れ時、空一面に広がる壮観なサンセットは必見です。
日本ではあまりなじみのないフロリダ南西部のリゾートですが、そこには決して期待を裏切らない多彩な魅力が詰まっています。次のバケーションの候補地としてマルコ島での滞在を計画してみてはいかがでしょう。
この記事のキーワード
この記事をシェアする
クラブトラベラーウェブサイトは、メンバー様のバケーションに役立つ情報をお届けしています。
素敵な旅の思い出の投稿やご質問は、こちらからお問い合わせください。