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小田原城や街巡りの他にも小田原の魅力はまだまだたくさん。リゾートの周辺には、昨年オープンしたばかりのアートスポットや一流パティシエのカフェレストランもあり、街から離れた場所にもかかわらず、注目を集めています。小田原の新たな魅力に触れられる、とっておきのスポットをご紹介します。
写真は冬至光遥拝隧道と光学硝子舞台 ©小田原文化財団

2017年秋にオープン、 小田原の最新アートスポット「小田原文化財団 江之浦測候所」

2017年秋にオープン、 小田原の最新アートスポット「小田原文化財団 江之浦測候所」
夏至光遥拝100mギャラリー ©小田原文化財団

2017年10月のオープン以来、小田原の新たなアートスポットとして注目を集める「江之浦測候所」。日本を代表する現代美術作家の杉本博司氏が10年の歳月を費やして構想した現代アートの複合施設です。場所は、ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブからほど近い江之浦の地。相模湾を望む見晴らしの良い丘にある広大な敷地には、美術作品を展示するギャラリー棟など、さまざまなアート建築が小田原の海や空、豊かな自然を背景に展開しています。

建築物は日本の伝統的な建築様式を取り入れて造られたもので、さまざまな時代の工法を間近に見ながら、日本建築の歴史を辿ることができます。また、小田原の根府川石や真鶴の小松石など、近隣で得られる石材が建材として多用されているのも見所といえるでしょう。

夏至光遥拝100mギャラリー先端 ©小田原文化財団
夏至光遥拝100mギャラリー先端 ©小田原文化財団

「悠久の昔、古代人が意識を持ってまずした事は、天空のうちにある自身の場を確認する作業であった。そしてそれがアートの起源でもあった」

「江之浦測候所」のコンセプトについて、杉本氏はこのように語っています。生命のサイクルの象徴として、あるいは季節の折り返し点として、古より人々が尊んできた冬至と夏至の太陽の光。「江之浦測候所」の建築物の多くは、こうした太陽の軌道を巧みに取り入れてつくられており、アートの起源として「天空を測候する事にもう一度立ち戻ってみる」という杉本氏のテーマが“測候所”という名の由来になっています。たとえば、海抜100メートル、全長100メートルの「夏至光遙拝100メートルギャラリー」は夏至観測の展望スペースでもあり、太古の遺跡を思わせる「冬至光遙拝隧道」は、冬至の朝陽がまっすぐ差し込むように設計されています。

冬至光遥拝隧道 ©小田原文化財団
冬至光遥拝隧道 ©小田原文化財団

小田原の海と太陽、そして豊かな自然と一体となって展開する「江之浦測候所」は、DNAに刻まれた太古の記憶を呼び覚まし、心と体で感じるための壮大な装置といえるかもしれません。建築やアートに興味がある方にも、ない方にも、それぞれに至福の時間をもたらしてくれることでしょう。

心静かにアートと対峙するため、入場できる人数には制限があります。見学は予約制ですので、事前にホームページなどでご確認ください。

小田原文化財団 江之浦測候所
ウェブサイト:odawara-af.com/ja/

 

「一夜城ヨロイヅカファーム」で、 海を眺めながら一流パティシエのスイーツを

「一夜城ヨロイヅカファーム」で、 海を眺めながら一流パティシエのスイーツを

海に向かってひらけた小田原の美味といえば海の幸が有名ですが、山の幸の魅力も負けてはいません。温暖な気候と、富士山の火山灰による水はけのよい土壌に恵まれた小田原は、江戸時代より柑橘類の栽培が盛んな土地。燦々と降り注ぐ太陽の光と潮風に育まれた、甘くて美味しい柑橘フルーツの産地としても知られています。

小田原の豊かな山の幸にスイーツの食材としての可能性を見出したのが、人気パティシエの鎧塚俊彦氏。長年胸中で温めてきた「美味しい菓子作りのために、素材から自分たちで作りたい」という想いを実現するため、地産地消の試みとして開かれたのが、パティスリーとレストラン、マルシェが一体となった「一夜城ヨロイヅカファーム」でした。“一夜城”の名を冠しているのは、秀吉が一夜で城を築いた逸話が残る「石垣山一夜城歴史公園」のすぐ目の前にあるため。ファームは相模湾に面した陽当たりの良い丘の上にあり、温州みかんや湘南ゴールド、レモンなどの柑橘類の他、ブルーベリーや野菜など、パティスリーやレストランで使われる食材が栽培されています。

パティスリーには、小田原の食材を使ったスイーツやパンがずらりと並び、思わず目移りしてしまいます。お気に入りを見つけたら、テーブルと椅子が設けられた屋外のテラスへ。眼下に見渡すのは相模湾の大パノラマ。小田原の風景を堪能しながら、おいしいスイーツでティータイムをお楽しみいただけます。

一夜城限定のデザートプレート「アシェット一夜城」
一夜城限定のデザートプレート「アシェット一夜城」

鎧塚俊彦氏の真骨頂、ファーム限定のデザートプレートを楽しむならお隣のレストランへ。小田原の食材をふんだんに用いたスイーツが美しく盛り付けられ、目にも楽しませてくれます。こちらのレストランでは、本格的なフレンチのランチコースも大人気。料理長として腕をふるうのは 、ヒルトン東京のメインダイニングで8年、ヒルトン小田原リゾート&スパではシェフ・ド・パルティ(部門シェフ)として7年勤めた水野範一氏。否が応でも料理への期待が高まります。 ランチコースは事前予約が必要ですので、お早めにお電話を。

また、併設されたマルシェでは、小田原の新鮮な野菜や、ファームで採れたフルーツでつくったジャムや蜂蜜など、選りすぐりの食材を手に入れることができます。小田原の自然が育む山の幸と出会うために、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょう。

一夜城ヨロイヅカファーム
ウェブサイト:grand-patissier.info/ToshiYoroizuka/ichiyajo

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