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国内旅行の需要が高まりを見せる中、ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブは、多くのクラブメンバー様から注目を浴び、にぎわいを見せているクラブリゾートの1つです。先頃、ヒルトン小田原リゾート&スパと同リゾートの総支配人に就任した小川和子氏に、リゾートの魅力や、今後の運営に寄せる思いをお聞きしました。

「このリゾートには、もっともっと進化する可能性があると思います」

そう語ってくれたのは、今年3月、ヒルトン小田原リゾート&スパならびにザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブの総支配人に就任した小川和子氏でした。

愛知県出身の氏は、ヒルトン名古屋でのアルバイト勤務を皮切りに、ホテルマンとしてのキャリアをスタート。セールスやフロント業務などさまざまな職域を経て、国内のヒルトンホテルで初となる経営戦略の要、レベニューマネージャーに着任しました。その後も、ヒルトン東京ベイで同職を務め、日本・韓国・ミクロネシア地区のグループホテルを統括するリージョナル・ディレクター・オブ・レベニューに。さらにヒルトン東京やコンラッド東京の副支配人を歴任してきたといいます。

もともと都市型ホテルでの勤務が多かったため、「いつかはリゾート運営を手がけてみたい」と考えていた小川総支配人。やがてその願いが叶い、2019年にはヒルトン初の日本人女性総支配人として、ヒルトン沖縄北谷リゾートおよびダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾートの統括総支配人に就任しました。

「リゾートには、心身の健康維持と気分のリフレッシュを求めて、日々、幅広い年齢層のお客様がいらっしゃいます。沖縄では、ご存じのように19年末頃からはじまったコロナ禍の拡大によって難しい局面にも直面しましたが、お客様の安全安心を第一にあらゆる取り組みを行ってきました。そんな沖縄での経験や知見を、ここ小田原でも生かしたい。ぜひ有意義な時間を過ごしていただき、末長くファンになっていただくきっかけを提供していきたいと思っています」

総支配人が語る、小田原の魅力とは?

関東圏にお住いのメンバー様にとって小田原の特長はその便利な立地にあるといえます。新幹線を利用すれば東京駅から小田原駅までは約30分。車を使っても2時間ほどでアクセスできるとあって、地方から都心を経由して来訪される皆様にも人気のロケーションです。

「リゾートに滞在するひとときや、リゾートを拠点に周辺エリアを散策するだけでなく、ご自宅や駅・空港からリゾートへ向かう道程で観光地を巡ったり、帰途につく間もどこかへ立ち寄ったり、ずっと旅を楽しめるのが小田原の良さだと思います。ご自分なりの旅のプランを組み立てることができるんです。私自身も皆様に素敵なスポットをご案内できるよう、休日にはいつも『宝探し』のような気持ちで界隈を探検しているんですよ」

総支配人が語る、小田原の魅力とは?

当然ながら、リゾートそのものにも束の間のバケーションを楽しむ多彩なファシリティやアクティビティが用意されています。

「名称に『&スパ』と掲げているように、リラクゼーションスパ、岩盤浴、サウナ、バーデゾーン(プール)などが充実しています。また、自家源泉の温泉大浴場もオススメです。そして、専門的な機材や設備を整えたフィットネスセンターやパターゴルフ、テニスコートなど、体を動かして汗をかける施設が豊富にそろっていますので、昨今注目されているウェルネス旅のニーズにもお応えします」

ちなみにリゾートに滞在されるメンバー様は、バーデゾーン、フィットネスセンター、大浴場などを無料で利用することが可能です。

また、知る人ぞ知るスポットとしてご紹介してくれたのが、広大なリゾートの敷地地内に整備されている遊歩道です。ホテル棟本館裏手の中央駐車場付近をはじめ、A、B、Cと3つの入口があり、朝夕のお散歩はもちろん、ちょっとしたハイキング気分を味わいたい方も満足できる充実した設計となっています。

「コースの各所に47都道府県を代表する県木が植えられていて、3月は梅、4月は桜と、季節によって多様な植生を眺め歩くことができるんです。こうしたあまり知られていない楽しみ方をPRしていくことも重要です」

これからは野山が若葉から青葉へと緑を深めていく季節。見晴台に立てば、青々とした木々の隙間から相模湾の美しい景観を望むことができるかもしれません。

旅を華やかに彩る、小田原・山海の滋味

そして、小田原といえば東海道屈指の港町。近隣の小田原漁港には、毎日相模湾で獲れる新鮮な地魚が水揚げされ、それら魚介を原料とするかまぼこや練り物、水産加工物を提供するお店が軒を連ねています。

「海の幸ばかりではないんですよ。野菜や果物といった山の幸も大変美味。メンバーの皆様には、タイムシェアリゾートならではの醍醐味として、フルキッチンで土地の味覚を調理される楽しさを存分に味わっていただきたいと考えていますが、朝食や夕食はぜひホテルのレストランもご利用になっていただきたいですね。料理長と吟味を重ねながら、どなたにもご満足いただけるお料理をご提供しています」

新たなメニューが開発されると、それをテイスティングするのも総支配人の大切なお仕事。小川氏自らが試食を重ね、氏の舌をうならせた山海の味が至極のひと皿として食卓にのぼります。

「週末のデザートビュッフェも1度は体験していただきたいですね。季節のフルーツやみずみずしい地元の食材を用いたスイーツの数々を、五感で楽しみながら味わえます」

「身近で気軽に気分転換ができる、リゾートになれば」

これまでも国内外を問わず、さまざまな地域を訪れてきたという小川総支配人。ホテルやリゾートの運営を統括するという仕事柄、勝手ながら「視察を兼ねた旅行が多いのでは?」とイメージしていましたが、お話を伺うと意外な答えが返ってきました。

「いえいえ。休暇の際は仕事のことを一切考えずに“しっかりと休む”のが私の信条です(笑)。『あの場所に行きたい』、『あのホテルや宿に泊まりたい』、『あの名物料理を食べたい』というように、素朴な衝動で目的地や滞在先を選んで旅を楽しんでいますよ。また、ヒルトングループのホテルやリゾート以外でも、気になるホテルがあれば積極的に利用しています」

初めての海外体験はオーストラリア。シドニーやブリスベン、ケアンズといった主要都市を回り、バケーションの歓びを実感したと語ります。

「でも、一番思い出に残っている旅は、かつて両親と共に過ごした小田原でのバケーションなんです。以前勤務していたヒルトン東京ベイを起点に、小田原、そして日光と、次々に宿泊先を変えながら各地を案内したのですが、小田原での数日間がひときわ印象的でした。もう随分と前のことなのに、今でも鮮やかに蘇ってきます。その頃から小田原にはご縁があったのかもしれませんね」

「身近で気軽に気分転換ができる、リゾートになれば」

しかし、大好きな旅もここ1〜2年は控え気味。ご自身、募る旅心を抑えられないご様子でしたが、コロナ禍にあって、同じような状況に置かれているお客様やメンバー様に心を痛め、思いを寄せています。

「この2年、どこにも出かけられない厳しい中で過ごされてきた方々がいらっしゃると思います。私達は行政が指し示すガイドラインと、ヒルトン独自の厳格な衛生基準に沿って、引き続き徹底した感染症対策を進めていますが、まだまだかつての日常を取り戻すまでにはいたっていません。その一方で、施設全体を進化させ、付加価値を高めていく余地が、このリゾートにはたくさんあると考えています。少し時間がかかるかもしれませんが、ぜひご期待ください」

「徐々に、徐々に、滞在の楽しみを1つでも多く増やしていきたい」と、小川総支配人。就任から2ヶ月を経てなお、氏のチャレンジは続いています。

なお、ヒルトン小田原リゾート&スパは、ダイレクトステイプログラムの対象ホテルです。クラブメンバー様限定の特別レートでご利用でき、朝食サービス付き。リゾート滞在とは一味違う、素敵なステイケーションをお楽しみください。

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