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初めてHGVリゾートをご利用されるメンバー様はもちろん、旅慣れた中・上級メンバー様も必読! 渡航先でのご滞在を心おきなくお楽しみいただくにあたって、最低限必要な事前のご準備や心構えをクラブカウンセラーに教えてもらいました。

リゾートのご予約が取れたら、航空券の手配をはじめ、様々な準備が必要になってきます。そこで、普段皆様からの問い合わせにお応えしているクラブカウンセラーへ緊急アンケート! ご質問の多いいくつかの項目を挙げ、今回は出発前に済ませておきたいチェック項目を整理してみました。

海外旅行はパスポート(旅券)がなくては始まりません。ご自身の国籍や身分を証明するパスポートは、渡航先国に対して保護を要請する公文書としての役割を持っています。既にお持ちの方は必ず有効期限をチェックしましょう。

海外への渡航は原則的に「滞在期間+6ヵ月以上の残存有効期間」が求められます。アメリカへの渡航者も、通常は滞在期間+6ヵ月以上の残存有効期間があるパスポートを所持していなければなりませんが、日本は国別協定(Six-Month Club)で定められている「6ヵ月ルール」が免除される国の1つ。アメリカ入国日から帰国までの間、パスポートが有効であれば問題はありません。ただし、渡航先が国別協定の対象国でない場合は6ヵ月ルールが適用され、入国はもとより航空機への搭乗さえできないこともあります。外務省が呼びかけているように、残存有効期間が1年未満の場合は新しいパスポートに切り替えておきましょう。

また、まだパスポートを発給されていない方は、お住まいの都道府県にある最寄りの旅券事務所に申請を行う必要があります。(申請から受領までは概ね1〜2週間程度かかります。また申請から取得までの流れは各事務所で異なる場合がありますのでお問い合わせください)

アメリカへの渡航・入国に不可欠な「ESTA」について

そして、アメリカへ渡航される際に必須となるのが「ESTA」の申請です。これは、米国のビザ(査証)免除プログラムに基づく電子渡航認証システムで、観光など90日以内の滞在では必ず必要とされています。また、渡米日の72時間以上前に申請と取得を完了させておくことが義務付けられていますので、リゾートをご予約したら忘れずにチェックしましょう。

この手続きを怠ると、航空機への搭乗はもとより入国もできなくなってしまいますのでご注意ください。

アメリカへの渡航・入国に不可欠な「ESTA」について

ESTAについてインターネット検索を行うと様々なサイトがヒットしますが、必ずESTA公式サイトから申請するようにしましょう。

以前まで、この公式サイトは英語のみの対応だったため、申請を代行するサイトも数多くありました。オンライン操作が苦手な方にとっては重宝する場合もありますが、業者によっては法外な手数料を要求されるというトラブルがあとを絶ちませんでした。しかし近年、公式サイトが日本語でも閲覧できるようになり、申請代行の存在意義が薄れつつあります。使い方はガイダンスに沿って情報を入力していくだけ。なお、申請時に必要な料金は1人あたり「$21.00」(2023年9月現在)です。

【米国大使館公式解説ビデオ】ESTA申請の手順

なお、ESTAは一度認証されると2年間有効。米国への複数回の渡航が可能です。ただし、2年以内にご自身のパスポートの期限が切れる場合は、その終了をもってESTAも無効となります。また、渡航者がパスポートを新規取得した場合や、名前・性別・国籍のいずれかを変更した場合、さらに前回ESTAを申請した際の適格性質問(はい、いいえ)の回答に変更が生じた場合も再申請が必要です。

さらに、最近ではより利便性の高い公式アプリ「ESTA Mobile(AndroidiOS)」も登場しました。お手持ちのスマートフォンやタブレットからダウンロードが可能で、新規申請はもとより取得済みのESTAの検索もできます。

ちなみにESTA申請時、渡航期間中の滞在先の住所を記載する必要があります。その際はクラブウェブサイトの各リゾートのページをご参照ください。

備えあれば憂いなし! 海外旅行保険

備えあれば憂いなし! 海外旅行保険

万が一、旅行先で怪我や病気、盗難、事故に見舞われた時のために、海外旅行保険の加入も忘れないようにしましょう。通常、クレジットカードには旅行先でのトラブルに対応できる付帯保険が備えられていますが、補償内容や補償金額、適用条件などはカードの種類によってまちまち。ご自身が愛用されているカードのサービス内容を事前に確認しておくことが肝要です。

例えば、クラブメンバーの皆様にぜひおすすめしたいのが、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード。HGVリゾートをはじめ、世界各地のヒルトン系列ホテルをご利用される際、多彩な付帯特典が獲得できます。もちろん海外旅行傷害保険にも対応! 旅行時の代金をこのカードで支払えば、国内外のご旅行で旅行傷害保険が付帯されます。※補償内容の詳細については、カード付帯保険の補償規定をご確認ください。

ただし、カードの付帯保険で全てがカバーできるかといえば、そうとも言い切れません。あるカウンセラーの経験談によれば、アメリカの医療費は日本に比べてかなり高額とのこと。ハワイ滞在中に急遽手術を受けることになった方の治療費が500万円を優に超えてしまったケースがあったといいます。

そもそもクレジットカードを発行できないお子様や未成年者様を同伴した家族旅行では、補償限度額の面からも、別途任意の保険会社が提供する旅行保険に加入した方が安心かもしれません。事前にインターネットで各種プランを吟味しながら契約を済ませておくか、空港の保険カウンターでの申し込みをご検討ください。

準備しておきたい携行品の数々

準備しておきたい携行品の数々

日本からハワイまでの飛行時間は、およそ6時間から7時間半程度。アメリカ本土の西海岸にいたっては10時間を超えるフライトが待っています。長時間の空の旅における携行品について、クラブカウンセラーの皆さんから以下のような意見が寄せられています。

「機内では、とにかくリラックスできる楽な格好を!」
「できるだけ脱ぎ履きしやすい靴を」
「スリッパやネックピロー、耳栓、アイマスクを持参」
「寒がりの方は空調対策に羽織ものを」
「気圧の変化による脚のむくみは着圧ソックスで」
「乗り物酔いが心配な方は酔い止め薬を」

特にハワイは、日本からの出発便が夜間(午後8時〜10時頃)になるため、機内でぐっすり眠ってしまうのが時差ボケ対策として有効です。コロナ禍以降、感染症対策の観点から機内での各種アメニティの提供や貸出を制限しているエアラインもあるので要チェック。ブランケット代わりのカーディガン、アイマスクや耳栓などの快眠グッズは、持参された方が無難かもしれません。また、現地空港に到着した際、セキュリティチェックで靴を脱がなければいけない場面もありますので、履き慣れたスニーカーやスリッポンタイプの履物がおすすめです。

また、滞在期間中のお出かけには「タンブラーや水筒があると便利ですよ」と教えてくれたカウンセラーもいました。どこへ行ってもお水は有料の場合が多く、必ずしもペットボトルの水が購入できるとは限りません。タンブラーがあればレストランなどに立ち寄った際にも補充が可能。頻繁に水分を補うためにも必携のアイテムといえます。

インターネットを頻繁にお使いの方は、ポケットWi-Fiがあると安心

HGVのクラブリゾートや提携リゾートでは、ほとんどの施設でお部屋に無料のWi-Fiが完備されています。

でも、お仕事と余暇を兼ねたワーケーションで海外へ赴くのなら、通信速度や容量を気にせず、安定したデータのやり取りができるポケットWi-Fiがあると安心です。

また、近年では、お子様の塾でオンラインによる個別指導やリモート講習を行うケースも増えています。もし、旅先でオンライン授業やオンデマンド授業に臨む場面がある場合は、高速通信に対応したポケットWi-Fiをレンタル契約しておくと便利です。

インターネットを頻繁にお使いの方は、ポケットWi-Fiがあると安心

なお、海外旅行向けWi-Fiルーターのレンタルは、事前にインターネットで申し込み、郵送などで端末を受け取ることもできますが、出国前に空港で借りて帰国時に空港で返すのが一般的です。事業者によってサービス内容や料金が異なりますので、旅の起点となる空港にどんな事業者があるのか、受取・返却カウンターの場所はどこかなどをあらかじめご確認のうえご準備ください。

アメリカ渡航時に知っておくべきチップの文化

海外旅行中に迷ってしまうのが、私達日本人にはなじみの薄いチップの渡し方です。日本はもちろんアジアやヨーロッパの国々でもチップが不要な場合があるので、ついうっかり忘れてしまうことがあります。

そもそもチップは、宿泊や食事の際に、心づけのような感覚で手渡す習慣が背景にあります。とりわけアメリカでは、サービスにも対価が支払われるという考え方が広く根付いており、お客様からチップが手渡されることを前提に従業員の給与が決められている場合もあるそうです。

アメリカ渡航時に知っておくべきチップの文化

これまでの一般的な相場としては、支払う合計金額の10%〜20%程度が目安とされてきました。まれに高級店などではそれ以上の額を支払う場面も出てきますが、基本的に満足度の高いサービスを受けた場合は概ね20%程度を支払えば充分でした。

以下は、シーン毎に綴ったチップの目安と支払うタイミングです。

シーン サービス内容 目安となる支払い金額 支払いのタイミング
【タクシー】 可もなく不可もなく目的地に到着 15%程度 降車時
ドライバーとの会話が楽しめ、おすすめの観光地なども紹介してくれた 20%程度 降車時
【飲食店】 不満なく食事を終えた 20%程度(ランチの場合、15~18%程度) 会計時
質の高いサービスを受けて感動した 20%以上 会計時
【宿泊施設】 ドアマンがタクシーを拾ってくれた $1〜2程度 その場で
ベルボーイが荷物を運んでくれた 荷物1つにつき$1〜2程度 その場で
ハウスキーパーにお部屋を掃除してもらった ベッド1つにつき$1〜2程度 ベッドサイドなど分かりやすい場所に
アメニティを補充してもらった $2程度 その場で
コンシェルジュに何かを相談 簡単な質問程度なら不要
コンシェルジュにレストランやレジャー施設を予約してもらった $5程度(難しいリクエストを解決してもらった時は20〜50$程度) その場で

しかし、この価値観も、コロナ禍以降の世界的な物価高に伴って徐々に変化しているようです。

近年レストランなどでは、電子決済も可能な精算機能付きのモバイルオーダーシステムが盛んに導入されていますが、お会計の際、端末に表示されたSVC(Service Charge=サービス料)の欄に「20%・25%・30%」といった文字が並び、いずれかを選べるようになっていることがあります。逆にいうと、そのお店では20%以下の選択肢はなく20〜30%がチップの相場となります。(ただし、「なし」や「カスタム(任意の金額)」を選択できる場合もあります)

また、従来はチップ不要とされてきたテイクアウトのお店でも、お客さんが感謝の気持ちとしてチップを支払っているシーンに出くわすことが増えてきました。こちらはあくまでも任意のため、必ず支払わなければならないわけではありませんが、もしかしたら、今までの常識を一度リセットして、チップに対する感覚をアップデートする時機にあるのかもしれません。

いずれにしても、お財布に$1〜$10札の小額紙幣があると安心です。日本円から米ドルへの両替は、基本的に日本で両替してしまってもレートはさほど変わりません。事前に日本円を米ドルに両替しておくことをおすすめします。なお外貨両替は、銀行や空港にある両替所の信頼性は高いものの、手数料がやや高めなのが難点。事前のインターネット予約を要しますが、外貨宅配サービスを活用される方もいらっしゃいます。

いかがだったでしょうか。これからリゾートでのバケーションを予定されているメンバー様の一助となれば幸いです。

次回は【旅ナカ編】と題して、現地到着後に必要となる旅の準備をご紹介します。ご期待ください。

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