ニューヨークで4番目のクラブリゾートとなるザ・クイン・ヒルトンクラブが、この春ついに開業しました。マンハッタンの中心でアートに浸る特別なバケーションを皆様も体験してみませんか?
2000年代以降、セントラルパークの南側・57丁目を中心に超高層ビルが続々と建てられました。それによって近年、一帯は「Billionaires Row(億万長者通り)」と呼ばれるようになります。この界隈には、最新鋭のハイテクビルばかりでなく、もともと歴史的に価値の高い建築も数多く存在していました。6番街と57丁目の角にあるバッキンガムホテルもまた名門老舗ホテル。1929年のオープン以来、時代のニーズに応えながらたびたび改装を行い、当地を代表するホテルとして多くのゲストを迎えてきました。
2022年5月23日、その由緒あるホテルが、ザ・クイン・ヒルトンクラブとして正式にグランドオープンしました。パンデミックを経て、夏の旅行シーズンが再開されるタイミングに合わせ、5,000万ドルという大規模な改修予算を投じて生まれたこのリゾートは、ニューヨークにおける4番目のクラブリゾートであり、ヒルトングランドバケーションズの最新旗艦施設に位置付けられています。マンハッタンのほぼ中心部にあり、ニューヨーク観光を楽しむには絶好のロケーションです。
「約20年前、マンハッタンに初のタイムシェアリゾートを開業したのがヒルトングランドバケーションズでした。都市全体が観光の再開を祝う中、この素晴らしいリゾートをデビューできたことを嬉しく思います!」と、社長兼最高経営責任者であるマーク・ワン氏は語ります。
根底に流れるクリエイティブスピリット
かつてバッキンガムホテルは、偉大な芸術家達がこぞって滞在し、ニューヨークを訪れた際の定宿としていました。アメリカを代表する女流画家のジョージア・オキーフや、ベラルーシ生まれの巨匠マルク・シャガールなどがその面々。時にはこの2人をはじめとする著名なアーティストが招かれ、このホテルを舞台に数々の美術展が開催されました。
時を経て今、芸術を愛する精神はザ・クインにもしっかりと受け継がれています。
建物の中に1歩足を踏み入れると、フランス・ストリートアート界のパイオニアであるブレック・ル・ラットのエッジの効いたペイント作品や、カナダ・ケベック州出身のジョアンヌ・コーノーが描くポストポップ・スタイルの肖像画などが、お部屋や共用スペースを飾っています。また、ロビー壁面に掲げられた約4.5mのデジタルアートも見逃せません。壁面のディスプレイに映像として表示されるダイナミックなアートが、訪れるゲストの目を楽しませています。
ザ・クインの多様なアートコレクションは、『クラブトラベラー』マガジン2022年春号でもご紹介しています。
ラグジュアリーな空間と快適な設備
上質なアートと過ごすひとときをご提供できるのが、ザ・クインの魅力の1つではありますが、ご滞在をお考えのメンバー様にとって、やはり気になるのはリゾートの設備でしょう。ここには、その期待を裏切らない贅沢なアメニティが揃っています。
ザ・クインには広々としたスタジオ、1ベッドルームがあり、それぞれに4Kテレビ、キングサイズのベッド、ネスプレッソマシンが備えられています。また、豪華なペントハウスのお部屋では、さらに贅沢な都市型バケーションを過ごすことができます。これらのお部屋には、緑豊かなセントラルパークを眼下に見下ろす屋外テラスが設けられています。
他にも、フィットネスセンター、ビジネスセンター、レストランなどがあり、快適な滞在をお約束します。
主要なスポットを歩いて回れる最高の立地
前述の通り、ザ・クインを訪れたメンバー様は、そのロケーションの素晴らしさと利便性の高さに驚かれるはずです。そこはマンハッタン・ミッドタウンの一等地。世界クラスのオペラショーやジャズコンサートが催されるカーネギーホールから徒歩数分の距離にあり、セントラルパーク(英語)もほんの700m先。ニューヨーク近代美術館、ロックフェラーセンター(英語)、タイムズスクエアといったこの都市の名だたるランドマークが、いずれも徒歩圏内にあるという贅沢を、ぜひご体験ください。
また、ザ・クインから歩いて行ける、以下3つのトップレストランもおすすめです!
Per Se(パ・セ)
ミシュランの3つ星を獲得したことで注目を浴びているこのお店は、カリスマシェフのトーマス・ケラーがオーナーシェフとしてその腕を振るう、ニューヨーク最高峰のフレンチレストランです。セントラルパークを見渡せるロケーションも魅力ですが、奇をてらわない古典的な料理の数々が、多くの美食家達を唸らせています。人気店のため、必ず事前に予約をしてからお出かけください。
Guantanamera(グアンタナメラ)
伝統的なキューバ料理に舌鼓を打ちたいならこちらのお店へどうぞ。店内の雰囲気はまるでオールドハバナ。アロス・コン・ポヨ(鶏肉の炊き込みご飯)、レチョン・アサード(キューバ風ローストポーク)などの定番料理はもちろん、食前や食中にはモヒートやキューバ・リブレ(ラム酒ベースのロングカクテル)をお楽しみください。ちなみに、店名のグアンタナメラは、葉巻愛好家にとっておなじみの葉巻の銘柄。特定の時間になると無料で葉巻が振る舞われます。
Marea(マレア)
セントラルパークの南、コロンバスサークルのほど近くにあるレストランは、ぜひお洒落をして出かけたい高級イタリアンです。ブランジーノ(スズキの一種)の塩焼き、イカ墨とロブスターのラビオリ、ウニのピューレをトッピングしたショートパスタなど、繊細なシーフード料理が絶品。この街で最高のレストランの1つに数えられる同店は、いつ訪れてもほぼ満席。必ず事前の予約をおすすめします。
食欲を満たしたら、快適なお部屋に戻ってゆったりとした休息タイムを。都会のど真ん中を拠点に過ごすニューヨークでのバケーションは、ぜひこのリゾートでご体験ください。
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